5月29日(曇り) *repo* arai
いやー、海のFFも楽しいですよ!
群馬の釣り仲間に誘われて、磯子湾にシーバスFFに行ってきました。2月以来なので3ヶ月ぶりです。
「たまには気分を変えて――」と行きたいところです。(きっと桂川は週末の雨で濁り&増水にちがいないし…)
朝7:30に出船。今日はデイゲームです。いつもお世話になっている「JAWS」の伊藤キャプテンの船に乗船します。
そのお話によると、「赤潮が入り始めたことと、ベイトの鰯が移動したのでそれに連動して大型のシーバスが
見られなくなったので、型はあまり期待できない」とのことでした。まあ、どうにかなるさ。
出航すると、たしかに海水がわずかに濁り気味です。雨の影響もあったのでしょうか?
それでも、船上で海風に浮かれて走るのは爽快で、ナイトゲームとは違った趣きがあります。
デイゲームということで、ラインはタイプWのフルシンキングを選びます。
魚の付き場所も橋脚の際といったストラクチャーまわりなので、風の中でもピンポイントにキャストしやすいような、
空気抵抗が少なくすぐに沈んでくれるフライを結びます。さあ、準備完了。
いくつかのポイントを、キャプテンの巧みな操船技術で回っていきます。ところがなかなかアタリがありません。
フライを変えたり、リトリーブのスピードを変えてみたりと、あれこれしますが、魚は反応してくれません。
ようやくヒットしたと思ったら、なんとメバルでした。(昼間のメバルは珍しいそうです。)
そのうち風が強くなって波が高くなり始めました。ここぞというポイントに来ましたが、あいにくの逆風で、
橋脚の奥に思うようにフライを落とせません。しかも船は大きく揺れ続け、
バランスをとるために足でふんばるのが精一杯です。
うーん、苦戦です。多少は覚悟していましたが、ここまでとは――。
風裏を選んで攻めていく作戦に変更です。フライもあえて大きいもの(EPファイバーを使った全長15cmのストリーマー)
に変えてみます。
それが功を奏したのでしょうか?タンカーの船体に沿って思い切りキャストし、わずかにカウントダウンした後、
高速リトリーブでフライを引いてくると、ガツンと、懐かしい手ごたえが伝わります。
久々のシーバスの手ごたえです。うっしし。思わず笑みがこぼれます。素晴らしいファイトです。
ところが寄せに入った直後、大きくエラ洗いのジャンプ一発。 バラしてしまいました。
もう終了時間が迫っています。次が最後のポイントになりそうです。ところがそこに近づくなりボイルを発見。
橋脚の奥の、大型船の船体の際でベイトを追いかけているようです。
サイドキャストでうまくループを作らないと入らない難しいポイントです。
――結果、ようやくキャッチしました。うまい具合にフライを落とすことができ、すぐにリトリーブ始めると直後、
ガツンと。いやー元気元気。(笑)
サイズは50cmには届かなかったものの、それまでの経緯を思うと十分にうれしい魚とのファイトを存分に楽しみました。
結局そのポイントで、私も相棒も2本ずつ、まさに最後の最後に逆転サヨナラ安打の固め打ち(??)でした。
(釣ったシーバスの口から吐き出された小魚のサイズは大きく、やっぱり大きめのEPストリーマーで正解だったようです。)
いやー、海のFFも楽しいですよ!(現金なヤツ)
後でキャプテンに聞いたところでは、今年の 3月4月は例年になく良い釣りができたそうです。
(そんなこと言われてもその頃は毎週のように「桂詣で」だったものなあ)
来月は本当に久々に、素晴らしい「森」の中で魚たちと遊んでこようと思います。