3月15日(曇り)  桂川     *repo*  arai

えっ! まさかの尺上 35cm!! 桂川第二章開幕



今日は桂川上流部の解禁日です。なのに、家を出たのは8:00。出遅れました!

「ならば、渋滞するR16は避け、御殿場経由で富士吉田から下っていこう」とルートを変更し、 東名高速に乗ったのでした。(その判断が思いもよらぬ結果を招くことになろうとは知るよしもなく…。)



忍野も今日が解禁です。自衛隊橋から見渡すと釣り人だらけです。昔はよく通ったものですが、 ここ数年はさっぱり…、そのまま峠を越え桂川を目指します。

10:00 年券を購入し、まずは最上流部の辺りから川を見てまわります。さすがに解禁日、どこも人人だらけです。 ビクをぶらさげた餌釣りのおじさんたちが、護岸壁の上からガードレール越しに竿を出しています。



車をとめたのは、このあたりでも超有名なポイント。さすがに人も多いです。 「この寒さでは、ハッチ&ライズがあるのはお昼過ぎだろう…」、そんなことを思いながら、しばし護岸の上から見物です。

そろそろ下流に移動を、と思っていたとき、ふと視界の端に入ったのは、 プールの開き付近でモワーンというようなライズリング!大きな底石の際でヨレた流れの中ですが、 明らかにライズリングです。すでに4人も餌釣り師が入っているプールでしたが、 みな流れ込みを囲むように竿を出していて、その付近には誰もいません。

11:00 それならば…と、車に戻り準備を整え、川に降り立ちます。

まだライズは続いています。いえ、むしろ先ほどより盛んになっています。ハッチの主はコカゲロウのようです。 流れてくるダンがヨレ巻き込まれたところを三角の口を出して吸い込むように捕食しているのがよく見えます。



……フッキングするまで2、3投でした! 流れに乗った#18のコカゲロウDDがヨレの中を漂いはじめてると間もなく、 それはゆっくりと吸い込まれました。

バッシャンと水面が弾けると同時に、ロッドが満月のように曲がります。 続いて首振りローリングと思いきや今度はあらぬほうへと突進!8Xのティペットをかばいながら、 それらをなんとかかわし、ようやくネットに納めることができたのは、なんと体高十分の銀ぴかヤマメでした!

   

解禁日のファースト・ライズを見つかってしまったのが運の尽き。

   

「明日からはもう騙されないぞ」、ファインダーを覗くと、そんな眼で見つめ返されました。

 

リリースの前に「1号」「2号」の真似してわしづかみ!これがしたかったんだぁ (……緩やかなプールだったのでどうにかランディングできたけど、これが流れの強い瀬の中だったらと思うと…… 改めて「1号」「2号」恐るべし!です。)

午後から来られるというKiyoさんにさっそく連絡。メールを打つ指先が震えていたこと、気づかれたでしょうか?

ライズはまだ続いています。再開してまもなくまたもフッキング!……ですが、強烈な首振りとともにあえなくバラシ。 しばしライズは止まりますが、一時待つと今度は下流のほうで始まります。ところが、次第にフライは無視されるように。 ようやく掛けたものの、またもやバラシ!

(……こうやって下手クソなFFMに教育され、わずか半日で賢い桂ヤマメに育っていくんだなあ、実感でした!)

その後、朝から別の場所で良い釣りをして来た Silky Woodさんたちがやって来られたので、 既にスレッカラシに変貌してしまったライズをやっつけてもらいます。 自社ブランドのバンブーロッドで華麗なキャストをするSilky Woodさん。



続いてKiyoさん到着。魚たちは、下流の浅い流れに移動しながらもまだライズしています。 Kiyoさんがライズに向かうとまもなくヒット!周囲から歓声が上がります。さすが、Kiyoさん!  皆が見守る中、魚がジャンプしてその大きな魚体をさらした直後です、Kiyoさんが大きくのけぞったのは! 
なんと痛恨のバラシでした。川底に潜む枝にティペットを巻かれてしまったようです。



肩を落として上がってきたKiyoさんに代わって私が、再びライズを始めた魚たちに向かいます。 浮いているフライは嫌いみたいです。それならばと、ウイングを唾液で濡らし、 インジケーターのADWにだけフロータントをつけ、ダウンでレーンに乗せます。 その作戦が功を奏したのかようやくヒット!またもや大物の予感。ギャラリーの 「痛―い」視線を背中に浴びつつどうにかランディングすると、なんとニジマス君でした。
ストマックを見ると、コカゲロウに交じってユスリカを大量に食べていました。



3:00 寒い風の吹き初めとともにライズも沈静化したプールを後に、場所移動します。 先に移動していたKiyoさんを橋の上から見つけ、声を掛けるとそこではライズはないとのこと。 私はさらに下流に移動し、昨年のこの時期におもしろい釣りができた場所に入ることに。



瀬の中でライズを見つけどうにか2本、小さいながらも元気なアマゴちゃんを追加しました。

うーん、35cm! 夢に出てきちゃいそうです。

 

そうしてまた桂詣でがしばらく続くんだろうなあ… …。



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