9月28日(晴れ) *repo* kiyo
今年最後の南アルプス 野呂川釣行。
9月いっぱいでほとんどの渓流が禁漁になります。 この後の半年間を気持ちよく過ごすために
最後の締めくくりは重要です。
そこで今年夏の釣行で絶好調だった野呂川にラスト(?)釣行です。
今年の締めくくりを祝ってくれているような抜けるような青空です。
今日のお供は毎度お馴染みモーションギャラリーの
katakura さん そしてダジャレ王の saitou さん、そして私(kiyo)の3人です。
禁漁間近ということもあり川は大混雑です。 どの区間に入っても先行者は免れようもありません。
どうしようか迷ったあげくどうせ先行者がいるならば、楽に川に降りられる所から始めようという事になりました。
川でキャンプをしていた方に情報を聞くと朝の気温は7度まで冷え込んだということです。
約30分、軽く歩きます。 秋の到来を告げる花たちが道すがら目を和ませてくれます。
川に降りると先行者以上に我々を悩ませたのは上流から吹き降ろす強風でした。 立っているだけで大変です。
何回も帽子が飛ばされその度に綺麗に帽子がナチュラルドリフトしていきます(汗)。
フライはいっこうにナチュラルドリフトできませんが。
なかなか魚の反応を引き出すことが出来ませんが忍耐強くキャストを続けます。
そしてその忍耐を試すかのように上流から次々先行者が降りてきます。 もう先行者はいないだろうと思っていると
また降りてきます。 いったい何人の先行者がいるのでしょう。何人か目の人に話を聞くと、まだ上流に3人はいるみたいと
話していました。 げげ〜っ。
それでも時々魚たちは顔を見せてくれます。
厳しい状況での一匹はまた格別な感動があります。
しかし時間は残酷なもので刻々と渓との別れの時間を刻んでゆきます。
その上、この時期終バスの時間が4時に切り上がっているためよけいに早く退渓しなければならず、
釣りあがった距離を考えると帰りは1時間半近く見なければいけません。
今年最後の南アルプスの渓に後ろ髪を引かれつつ早々2時半過ぎに終了となりました。
帰り道、川を覗きながら歩く二人の後ろ姿から名残り惜しさがにじみ出ているようでした。