森とさかなをたいせつに・・・。
since 2005
10月9日(曇り) *repo* kiyo
今シーズンの締めくくりは西丹沢の渓に。
9月30日で第一回禁漁を迎えましたが、今シーズン本当の締めくくりに西丹沢の渓に行って来ました。
一緒にシーズンの締めくくりに釣りをするのはkamiさんです。
接近している台風の影響が心配で近場で済ませようかと思っていましたが、どうやら雨の心配は無さそう。
と言うことでガッツリ歩いて丹沢の渓を満喫することにします。

7時ちょい過ぎに駐車スペースを出発して歩き始めます。

歩き始めて2時間。
川を覗き込むkamiさん。

減水は覚悟していましたがまさかここまで水が無いとは・・・。
この渓には何年も通っていますがこの水量は初めてです。厳しい釣りになる予感。

でもいいんです。今日はこの子、ホトトギスに会いに来ただけですから。

そんなところに立っているとヒルに血ぃ〜吸われちゃいますよ。

林道沿いの斜面のあちこちに咲いていました。
イワシャジンかな?

シラヒゲソウ。自然が作り出す不思議な造形。どうしてこんな姿になったんだろう。

花などを愛でながらさらに上流を目指します。

いくつか堰堤を超えたところで少しずつ水が戻って来ました。
これなら釣りは出来そう。

そして歩くこと3時間半ちょい。
やっと川に降りました。

渓流シーズンの終わりを告げるダイモンジソウ。
川沿いの岩場が好きなようです。

そしてたどり着いたここ。
今回の目的地です。ここからこの岩盤をヘツッてひとつ斜面を超えたところから釣りスタートです。
がしかし・・・。以前来た時には岩場にロープが下がっていましたが何故か無くなっています。
kamiさんはそれでも何回かこの上に行っているそうですが、私(kiyo)はロープがないと・・・。
しばらくルートを見つめながら考えましたが登りは行けてもきっと帰りは無理そう。
淵に飛び込めばいい話しですが、全身濡れるのは嫌だし。アキラメマシタ。
kamiさんゴメンナサイ。

と言うことで少し下って入りやすいところからやることにします。

なんだかんだで釣りを始めたのは11時半過ぎ。kamiさんとの釣りでは良くあることです(笑)。
そして釣り始めてすぐにkamiさんにヒット!! イワナの活性はかなり高そうです。

私(kiyo)にもすぐにヒット!今日は爆釣か!!と思いましたが世の中そんなに甘くはありません。

こんなポイントでは走られまくりです。しかも何匹も。
イワナの活性が高い事は間違いないんですが、水が少ないので開きに出ているイワナは神経質で覗き込んだだけで走ってしまいます。

反転流から。
流れの向こう側だと走られないのでやっと釣れました。

そしてやって来た堰堤。ボーナスチャンスです。
kamiさんと右と左を半分こして狙います。
開きで浮いていたイワナはお決まりのキャストしたら逃げて行くパターンでした(汗)
気を取り直して岩の後ろから距離を取って奥の流れを狙います。

堰堤の壁を舐めるように流すとガバッときました。

ガッポリフライを丸呑みしていました。
イワナの活性は高いので先に気づかれさえしなければ簡単に釣れるんですけどね。そこがムズカシイ。

一区間釣ったのでここで昼食タイム。
時間はもう1時。明るいうちに車に戻ることを考えると2時半には釣りを終わらせないと間に合いません。
そうは言ってもいつも通りのんびり食事をする二人。
食後の紅茶と甘いクッキーをいただいてから最後の一区間をやります。

走られまくりで釣れる気がしなくなってきました(笑)。
プールのイワナがすっかり走り切った後に流れ込みを狙ってもね・・・。

距離を取って慎重に狙うkamiさん。

頑張りましたが食事の後は一匹もいイワナを手にすることが出来ませんでした。
手には出来ませんでしたが、なん十匹も走るのを見たので魚影の濃さは確認できました。
これで来シーズンここまで歩く理由が出来たってもんです。

いや〜、歩いた歩いた。
kamiさん、いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
こんどはあの岩盤をヘツレるように体を鍛えておきます。もしくは泳ぐ覚悟をして来ます。

おかげさまで今シーズンも事故もなく無事に過ごすことが出来ました。
渓流シーズンは終わってしまいましたが、これからは冬季釣り場、湖行脚になります。
と言うことでシーズンオフは無いようです(笑)。